骨粗鬆症にはビタミンKが効果的

骨を強くするため、骨粗鬆症を予防するために一般的に知られているのがカルシウムを摂取する・・・ということです。

日本人の場合はカルシウムの摂取量が不足しがちですから、意識して摂取することで骨を丈夫にする効果が期待できます。

そのほかにも骨を強くしてくれる栄養素というのがいくつかありますが、その中の1つがビタミンKです。以前にビタミンDの働きについて書きました。

ビタミンDは血中のカルシウム濃度を調節する働きがあったり、カルシウムの吸収を高めてくれるなど重要な働きがありました。

ビタミンKはカルシウムが骨から出てゆくのを抑える働きがある他、カルシウムが骨として取り込まれるのを促す働きもあります。そのため、ビタミンKが不足すると骨も弱くなってしまうのです。

どんな食品を食べればいいの?

さて、そんなビタミンKですが、食品では緑黄色野菜や納豆などの発酵食品に多く含まれています。

下記がその食品の一覧です:(数値は100グラム当たりの含有量)

食品

ビタミンK(μg)
抹茶 2,900
あまのり・ほしのり 2,600
板わかめ 1,800
ひきわり納豆 930
パセリ・生 850
しそ・葉・生 690
モロヘイヤ・生 640
あしたば・生 500
しゅんぎく・ゆで 460
ほしひじき 320

参考:5訂日本食品標準成分表

摂取量の目安

下記は男女別、年齢別のビタミンK摂取量の目安になります。(1日の摂取量の目安になります。単位はμgです。

年齢

ビタミンK(μg)
摂取量目安
男性
女性
1〜2歳 25 25
3〜5歳 30 30
6〜7歳 40 35
8〜9歳 45 45
10〜11歳 55 55
12〜14歳 70 65
15〜17歳 80 60
18〜29歳 75 60
30〜49歳 75 65
50〜69歳 75 65
70歳以上 75 65

参考:5訂日本食品標準成分表





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