骨粗鬆症の予防とウォーキングについて

骨を健康にするために必要なことの1つは運動をすることです。そういっても恐らく多くの人がピンときていないと思います。特に運動不足の人はさぁ、運動しましょうといっても、何からはじめていいか分からないし、そもそも運動が嫌いだったりします。

骨というのは運動などで負荷がかかると強くなろうとします。ですから、例えば、同じ運動でも水泳のように骨にさほど負荷がかからないスポーツは骨密度を上げるという意味ではそれほど大きな影響を与えません。

宇宙飛行士は宇宙に滞在中に骨密度が減少すると言われています。それを予防するために運動をしたりするのですが。

日常生活の中でも運動をある程度取り入れてゆくと骨を強くすることができます。

何をしたらいいの?

じゃあ、何からはじめたらいいの?となるのですが、一番いいのはどこでもできてお金もかからないウォーキングではないかと思います。

実際、予防のためにウォーキングは最適だと多くの専門家は指摘します。

どの位を目安にするか?

よく1日1万歩歩くといい・・・といわれます。でも最初からそこを目指すと挫折してしまいます。運動不足だった人にそれだけ歩けなんてそれは無理な注文でしょう。

ですから、まずは1日10分歩くことからはじめてみるといいのだと思います。それを習慣にしてしまうこと。

慣れてくると歩いても疲れないようになってきますので、そしたら時間を増やしてゆくといいと思います。10分から15分、20分、25分、30分というように。

目安としては週に5日間歩くこと。1回30分程度を目安にするといいと思います

歩数という意味ではおよそ10分歩くと1000歩程度になると思います。ですから、30歩くと3000歩になります。他にも日常生活の中で歩きますので、ウォーキングは1日30分程度でよいと思います。

まだ若い方、もっと歩けるという方は朝晩と30分づつ歩くといいと思います。

歩くときの注意点

ウォーキングはそれほどやり方にこだわる必要はないと思います。ただ、あえて注意する点があるとすれば、

1.靴はウォーキングシューズ・もしくはランニングシューズを利用する
2.背筋を伸ばして視線を5メートルから10メートル先に向ける
3.リズムよく歩く、無理はしない
4.時計を用意する

特に靴には注意するといいと思います。自分に合わない靴だと足が疲れますし、転倒してしまっては本末転倒です。ウォーキングシューズやランニングシューズ、トレーニングシューズは足への負担を少なくしてくれます。

それから、靴はある程度質の良いものを購入することをおすすめします。

後はあまり気張らずに気楽に歩いてみることだと思います。歩いても疲れない、どんどん歩けるようになると楽しくなってきます。

腕時計は何でもいいですが、ストップウォッチ機能付きのものを利用したり、または万歩計などを利用すると、歩いた時間であったり歩数が数字でわかって、モチベーションにもなりますのでおすすめです。

ウォーキング日記をつけるのもいい方法だと思いますね。





基礎知識
症状と原因
検査と治療法
予防:食事・運動
骨密度
カルシウム・ビタミンD