カルシウムを多く含む食品・食材一覧
日本人は特にカルシウムの摂取量が他の栄養素に比べて不足していると言われています。骨粗鬆症を予防するためにはカルシウムを1日800mg摂取することが大切ですが、それだけをカルシウムを食事で摂取するのは案外大変だったりします。
ここではそれをより簡単に効率的に摂取できるようにカルシウムを多く含む食品であったり食材を一覧にしていますので、参考にしていただければと思います。
その数値を見る前に一般的にどんな食品にカルシウムが多いかをご紹介すると:
1.乳製品
2.大豆・大豆製品
3.小魚
4.野菜
5.海藻類、乾物類
などになります。困った時にはこの5つを思い出してみるといいと思います。おすすめは乳製品になります。乳製品はカルシウムの量も多いですし、体によく吸収されるという特徴もありますのでおすすめです。
下記は一度に食べる量の目安とそこに含まれるカルシウムの量を一覧にしたものです。参考にしていただければと思います。
▼乳製品 | 一度に食べる目安(g) |
カルシウム量(mg) |
牛乳 |
200g |
100mg |
プロセスチーズ |
30g |
190mg |
スキムミルク | 20g |
220mg |
パルメザンチーズ | 10g |
130mg |
アイスクイーム | 80g |
112mg |
ヨーグルト | 100g |
100mg |
▼大豆・大豆製品 | 一度に食べる目安(g) |
カルシウム量(mg) |
豆腐(半丁) | 150mg |
180mg |
厚揚げ | 50g |
120mg |
おから | 50g |
50mg |
納豆(1パック) | 50 |
45mg |
▼小魚・海藻類 | 一度に食べる目安(g) |
カルシウム量(mg) |
わかさぎ | 60g |
450mg |
いわし丸干し | 20g |
280mg |
ししゃも(2尾) | 40g |
140mg |
桜えび | 5g |
100mg |
ひじき | 20g |
106mg |
▼野菜 | 一度に食べる目安(g) |
カルシウム量(mg) |
小松菜 | 80g |
232mg |
チンゲン菜 | 80g |
104mg |
シュンギク | 80g |
95mg |
切り干し大根 | 10g |
55mg |
ほうれん草 | 80g |
44mg |
参考:5訂日本食品標準成分表
サプリメントから摂取すればいいんじゃないの?
中にはカルシウムについては食材から摂取するのは大変だからサプリメントから摂取すればいいんじゃないの?と思う方もいらっしゃるかも知れません。
確かにサプリメントであれば、摂取量の上限を超えない範囲であればいい便利でよいと思います。
しかしながら、サプリメントの場合は他の栄養素を補うことができませんが、食品からカルシウムを摂取しようとした場合は他の栄養素も一緒に補うことができます。
ですから、ある程度は食品から摂取して、どうしても摂取量の目安に足りない・・・という場合はサプリメントを利用するといいと思います。ただし、骨粗鬆症と診断された場合は、サプリメントだけでは足りませんのでその点は注意して下さい。
せっかく摂取したカルシウムを排出してしまうもの
せっかく注意してカルシウムの含有量が多い食品を見て、食べるようにしていても、それが排出されたのでは意味がありません。
そうならないためには、リンやナトリウムのとりすぎを避けて下さい。
ナトリウム(食塩)の過剰摂取はカルシウムの尿への排出量を増加させてしまう働きがあります。厚生労働省による塩分摂取の目安量は男性で10g未満、女性の場合は8g未満です。
リンのとりすぎもカルシウムの排出量を増加させてしまいます。リンはインスタント食品などに多く含まれています。カップラーメンが大好き・・・という方は注意が必要です。