骨密度は運動をして上げる
運動不足は骨粗鬆症の原因の1つと考えられています。でも何故運動がそこまで関係してくるのか?
それは骨の特徴にも関係しています。
骨というのはある程度の負荷がかかることで始めて強く丈夫になります。ですから、負荷がかからないようなことをしていては骨は弱くなります。
その証拠に運動の中でも水泳に関しては骨密度にはさほど影響を与えません。水泳は骨にはそれほど負担がかからないためです。
また、ベッドで寝たきりになったりすると骨量ががくんと減ります。これも同じで、寝たきりですから、骨には何の負荷もかかっていないためです。
骨量を増やす運動
骨量を増やすのに適した運動は何でしょう。それはウェートトレーニングなど骨に刺激や負荷を与える運動やジャンプするといった衝撃が体に加わるスポーツ、運動です。
ですから、思春期の頃にそういったスポーツをしていた人の骨密度は高い傾向にあります。
具体的には、バレーボール、バスケットボール、陸上競技、バレエ、ソフトボール、バドミントン、テニス・・・などになります。
そういった運動をしていた人は運動してこなかった人よりも骨密度は高いといった実験結果が出ています。
今からでもできる運動をすることが重要
でも思春期の頃に運動をしてこなかったからといって悲観的になる必要はありません。今からでも運動することで大きな違いが出てきます。
といっても今40代や50代で運動などしてこなかった人にバレーボールやバスケットボールを始めましょうといってもそれは無理な注文でしょう。
じゃあ何をすればいいかということになりますが、一番のおすすめは何度も言うようですがウォーキング。ウォーキングは本当に病気の予防という意味では万能なんですね。
しかも体にはそれほど負荷はかからない。骨を強くするという意味ではある程度の負荷が必要です。ウォーキングはそれほど負荷はかかりませんが、それでもある程度の時間こなすことで骨には十分な刺激となります。
最初は1日10分程度のウォーキングからはじめてみましょう。慣れてきたら少しづつ時間をのばしてゆく。できれば、1日30分程度を週5回できればいいですね。もっと歩けるという方は1日1時間でもいいと思います。
慣れてくると足腰が強くなり歩いても歩いても疲れなくなります。それはまさに不思議な感覚です。そうなってくると歩くことが楽しくなってくると思います。それを体感するまでは続けて欲しいですね。
楽しくなってきたら後は何も言わなくても続けて行けると思います。