骨粗鬆症は何科に行けばいいですか?
骨粗鬆症の検査や治療などは内科、産婦人科、整形外科でおこなっています。また検診などであれば他にも市町村などで実施している検診を受けることもできます。
専門分野が違う
内科や産婦人科、整形外科など、基本的にはどこに行ってもいいとは思いますが、症状などによって行くところを変えるといいと思います。治療などの方針もその科によって違ってくるためです。
勿論、診断基準は「骨粗鬆症の診断基準」でご紹介したとおり、基準があるのですが、それぞれの科によって専門が違ってきます。
例えば、背中や腰に痛みを感じたり、歩くことなど日常の動作に痛みなどがあったり、困難だったりするのであれば、整形外科にいくとよいと思います。痛みなどの原因は骨粗鬆症とは限らないからです。
また、女性の方で更年期障害などを抱えていたり、月経不順などがある場合は産婦人科で受診するべきでしょう。
内科はそれ以外の場合であったり、他の病気も抱えている場合などは適していると思います。
ただ、治療などに疑問を感じたり、思うような治療をしてくれないということであれば、別の科を受診してみるのもいいかも知れません。
検診を受ける場合
女性の場合は特に、40歳を超えたら一度は骨密度の測定をしておくべきです。骨密度は保険センターや人間ドック、各病院で測定してもらえます。
また、各市町村では骨粗鬆症の検診を行っていますので、それぞれの市町村に問い合わせてみるといいと思います。
測定方法や費用などはそれぞれ市町村によって違うので確認してみてください。
検診を受ければ何らかの結果が出てきます。そこで予防をはじめたり、治療をはじめたりすることもあると思います。
また、問題なしだったとしても、骨量というのは年齢と共に必ず減少してゆくものです。ですから、安心せずに、予防に努めること、食事や運動には引き続き注意する必要はあります。
特に女性の場合は閉経の5年ほど前から骨密度が減り始め、閉経後には女性ホルモンが減少し、それが原因で骨密度もがくんと減少する傾向にあります。ですから、今から予防しておくのはとても大事なことです。
勿論、閉経後に検査をしてその時は問題なしであっても、骨量は減ってゆくものですから、安心せずに予防をしておきましょう。