ビタミンD不足とカルシウム:ビタミンD一覧表も
ビタミンDというのは丈夫な骨を作るには欠かせない栄養素です。体内に入ったビタミンDは肝臓と腎臓の働きによって活性型ビタミンDに変わりますが、これがカルシウムの吸収を促進してくれると言われています。
ですから、骨を強くするにはカルシウムを摂取するだけでなく、ビタミンDも十分に摂取する必要があるのです。他にもこの栄養素は血液中のカルシウム濃度を調整する働きがあります。
カルシウムというのは、その99%が骨に蓄積されていますが、血液中などに含まれるその他のカルシウムというのは人間が生きてゆく上で必要な大切な働きがあります。血液中のカルシウム濃度が低くなると、骨からカルシウムを引き出すのですが、その働きがビタミンDにはあるのです。
また、その逆で、血液中にカルシウムが多すぎる場合は骨にカルシウムを吸収させるという働きもあります。
そういった働きがありますので、不足してしまったりすると骨が弱くなったり、骨粗鬆症のリスクが高まってしまうほかにも動脈硬化などの危険性も高まると考えられています。
多く含まれる食品
ビタミンDを多く含む食品には下記のようなものがあります。数値は100グラム中に含まれる値です。
食品 |
ビタミンD(μg) |
きくらげ(乾) | 435 |
あんこう肝・生 | 110 |
まいわし・丸干し | 50 |
しらす干し | 46 |
イクラ | 44 |
かわはぎ・生 | 43 |
べにざけ焼き | 38.4 |
さんま |
19 |
うなぎ | 18 |
干ししいたけ |
16.8 |
鮭(キングサーモン) |
16 |
さば |
11 |
めざし |
11 |
真いわし |
10 |
まぐろ赤身 |
5 |
参考:5訂日本食品標準成分表
ビタミンDはこういった食品から摂取するほかに、日光に当たることで皮膚で合成できる栄養素です。ですが、外出をあまりしない人などでは不足してくることがあるかも知れません。
これに関してはまた別ページで詳しくご紹介してゆきますのでそちらも参照いただければと思います。