牛乳のカルシウムは骨粗鬆症予防に最適
骨粗鬆症の予防のため、骨を強くするためにはカルシウムが大切になってきます。特に日本人の場合、カルシウムの摂取量が少ない傾向にあります。
そのため食品でもカルシウム含有量が多いものを食べるとよいのですが、実は含まれている量は一緒でも吸収率というものが違ってきます。
吸収率とは体内に取り込んだ量のうち、その位の割合を排出せずに吸収できるか・・・ということ。
一般的にはカルシウムが腸内で吸収される量はその3分の1程度といわれています。つまり、3分の2は吸収されずに排出されてしまうのです。
さて、吸収率の話に戻りますが、一番吸収率という意味で効率的なのは牛乳などの乳製品になります。
下記は牛乳やその他乳製品100gあたりに含まれるカルシウムの量になります。単位はmgです。
食品(100gあたり) |
カルシウム(mg) |
牛乳 |
110 |
コーヒー牛乳 | 80 |
ヨーグルト(無糖) | 120 |
ヨーグルト (ドリンクタイプ) |
110 |
カマンベールチーズ | 460 |
エダムチーズ | 660 |
クリームチーズ | 70 |
ゴーダチーズ | 680 |
チェダーチーズ | 740 |
パルメザンチーズ | 1300 |
プロセスチーズ | 630 |
アイスクリーム | 140 |
ソフトクリーム | 130 |
日本人は欧米人に比べると乳製品の摂取量が少なく、それもカルシウム不足に関係していると言われています。欧米の方の場合は乳製品から摂取するカルシウム量が多く、牛乳であらわすとコップ2.5杯も摂取しています。
一方日本人の場合は牛乳だとコップ半分程度になりますので、その差は歴然としています。
こういった製品を食べる時はカルシウムの吸収を助けてくれるビタミンDの摂取も増やす必要があります。ビタミンDは日光に当たることで皮膚でも合成されますので、ウォーキングなどを習慣にしてみるといいと思います。
また、過度のストレスやリンの過剰摂取(インスタントラーメンなど)、ビタミン不足、食物繊維の過剰摂取、塩分の摂りすぎなどはいずれもカルシウムの吸収を阻害するので注意するといいと思います。