骨粗鬆症とタバコ、アルコール、禁煙の秘訣も
骨粗鬆症の原因によく挙がることが多いのがタバコとアルコールです。
まずアルコールですが、適量の場合は骨粗鬆症になるという因果関係は認められていません。適量であれば、ストレスを緩和してくれたり、リラックスさせてくれる効果があります。
ただ、過度の飲酒となると話は別。かなりの量を飲む人に関しては、骨密度の低下を招くという報告もあります。
また、お酒を飲む人の方が飲まない人よりも骨密度が高くなる傾向があるという報告もあります。
ですから、適量であれば、アルコールは問題ないと考えてよいと思います。ただし、飲みすぎは注意ですよ。
喫煙は全く別問題
アルコールは適量ならかえってよいのですが、喫煙となると話は別。タバコを吸うことにより、大量の発がん性物質を吸い込むだけでなく、骨密度の低下も招くことが既に知られています。
女性の場合、女性ホルモンの分泌を低下させることもあり、50歳になると喫煙者の方が骨折のリスクが高まります。また、喫煙することで閉経の時期を早めることも知られています。
それ以外にも喫煙は胃腸でのカルシウム吸収を阻害するため、カルシウム不足によって骨量は低下し、骨粗鬆症の原因となります。
それでもタバコを吸う理由・・・それは何でしょう。
筆者も喫煙者だった。やめられなかった理由、やめれた理由とは?
実は筆者も以前はひどい喫煙者でした。若い頃から17年間に渡って吸い続けてきました。
体に悪いことは知っていました。肺がんが怖かったりもします。でもやめられなかった。それはタバコを吸う事で何ともいえないリラックス感が得られていたからです。
だから、タバコなしでは生きていけないとまで考えていました。ストレスだかけになってしまう・・・と。
でもやめた今、ストレスは増えたどころか、減りました。
考えても見てください。喫煙者ってタバコが吸えない環境であったり、前の1本を吸ってからある程度の時間が経つと、そわそわ、イライラしています。そして、やっと吸えるとリラックスする。
でも私は今吸わなくなって、そのそわそわやイライラを全く感じなくなりました。それはタバコをやめたからです。タバコを吸っていた時の方がイライラ、そわそわしていたのです。
その原因はタバコに含まれるニコチンの作用にあることをやめようと思った時にある本で知ることになりました。
タバコがやめられない仕組みが分かった
ニコチンはタバコを吸うとわずかな時間で脳まで到達します。そして、それは30分もすると体から半分抜けてしまうそうです。そのニコチンが体から抜けてゆく時にニコチンはある作用を働かせます。
それがイライラやそわそわ、いわゆる禁断症状というやつですね。
ところが、ニコチンをそのイライラ、そわそわしていた時に摂取すると、つまりもう1本のタバコを吸うと、そのイライラやそわそわはわずか数秒で解消されます。
その時に人は快感であったり、リラックス感、開放感を感じるようになっているようです。麻薬などと似た作用ということになります。
その開放感を求めてまたタバコを吸います。それで開放感は得られます。だからやめられない。
しかも、開放感を得た後(タバコの火を消した後)、30分もするとまた禁断症状がきてそわそわする。
また火をつける。開放感を得られる。また30分もすると禁断症状が・・・。
この繰り返しなんですね。結局。
でもね、これは実際に吸っていて、それでやめてみないと分からないと思います。私は一発で禁煙できなくてもいいと思っています。でも挑戦することが大切。何度も繰り返してみて、このページを繰り返し読んでみてください。
するといずれやめられる日がきます。禁煙のコツはニコチン(タバコ)の仕組みを知ること。そして、それを身をもって体感することです。
タバコを吸います。それを消します。そして、少し時間が経つとまたそわそわする感覚を体感してください。そして、またタバコを吸う。開放感を得る。そして、火を消して・・・これを繰り返してみる。
何だよ!こういうことか!と気づく日がいつか来ます。だから、今は何でタバコを吸っているのだろう・・・と自分に聞かせながら吸ってみてください。そして、やってみようかなと思ったら、このページをもう一度読んで禁煙にトライしてみてください。
失敗しても大丈夫。また、挑戦できます。そして、それを繰り返せば、必ずやめられますよ。大丈夫です。